死刑廃止

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人間の心は、当事者性の欠けたイデオロギーでは動かし難い、『何故、死刑を廃止すべきなのか』を当事者性を感じさせる共感的な理由で説得できなければ、キリスト教のような博愛的宗教精神のベースがない日本では、死刑廃止論が優勢になることはないと考えられる。

死刑廃止論が内在する社会認識と死刑肯定論が内在する社会認識には大きな乖離があり、議論がうまくかみ合わない。 死刑廃止をいう人は『犯罪行為の社会環境要因』を重視し、死刑肯定をいう人は『犯罪行為の個人要因(遺伝・気質・性格・嗜好)』を重視しているという状況があり、死刑廃止の背景には『犯罪を起こさないで済む理想社会構築』の思想が感じられる。

ただ、思想的に犯罪者を許すということと当事者として犯罪者を許すということの間には大きな落差があるし、犯罪被害の当事者であるということと第三者の評論者であることにも大きな違いがあるだろう。

僕も最終的な人類の到達地点は、死刑廃止論になると思うが、そこに辿りつくためには『凶悪犯罪が起こる必然的な環境要因がなければ、凶悪犯罪が起こらないということ』が社会学的にある程度実証される必要がある。

This entry was posted on 2014年7月17日 at 10:53 PM and is filed under 未分類. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.

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